安全靴とその選び方について

安全靴は、作業現場でのさまざまな危険や怪我から安全に足を守ってくれる大切なものです。普段履くものはサイズを正しく選んで履く人が多いのですが、現場で履くものは、サイズもあまり気にせず脱げなければそれでよし、少々サイズが合わなくても大丈夫などの気持ちで履いている人が多くなっています。しかし、このようなものほど神経を使って選ばなければ、思わぬ怪我をしてしまうものです。正しいものを選ぶ際に注意する点はいくつかありますが、まず普通に立った状態で、自分のサイズのものに足を入れ、すべての足の指の感覚を確かめましょう。

なんだかきつい、ある指だけが合っていないように思えば、一つ上のサイズのものを履いてみましょう。そして靴ひもを締めずに足をつま先の方に移動させて、踵と靴の間に人差し指が1本入るかどうか確認します。最後に自分が歩いている歩き方で何歩か歩いてみましょう。最低限これぐらいのポイントをおさえたうえで、靴を選ぶのがよいでしょう。

このようにいろいろ試してみて注意深く選ぶことで、足首や膝に負担をかけずに作業ができます。サイズが合っていないものを履いているうちに、意外なところに支障が現れてきたりします。肩凝りや腰痛、足のしびれなどは、作業をやり過ぎて疲れているからだろう、少し休めば大丈夫だろうと考えがちですが、靴が合っていないために引き起こされる症状もあります。このようなことが起きないように、最初からサイズが正しく選んで、自分自身で足元の安全を確かめ、辛い症状や怪我から身を守るようにしましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です